キャリア教育 被爆地ならではの夢
昨日、今年度の「小学生の夢計画書作り」の最終回を終えました。
色んな方々にご協力いただきながらの活動でしたが、
子どもたちは、自分なりの夢計画書を立派に作りました。
ちょっと話が前後してしまいますが、
昨日のことを先にご紹介しましょう。
「私の夢は、パティシエになることです!」
と話してくれた女の子がいました。
その子は、これまで、なんとなくパティスリー(洋菓子屋)さんで
ケーキを作ることをイメージしていたようです。
ところが、3回の講座を通して、
「喫茶コーナーがあるパティスリーを
広島市中心部に開き、原爆について考えるコーナーを設けたい。」と。
いきなりの展開にびっくりしましたが、
理由を次のように話してくれました。
「おばあちゃんが、当時、
爆心地に近いところに住んでいて被爆しています。
お父さんは被爆2世です。
だから、私は、原爆のことをもっと多くの人に
知ってもらいたいと思っています。」
前回、時間をかけた「夢」の具体化を通して、
彼女はさらにお店の名前やレイアウト、店員の制服まで
決めていきました。
その後、8月6日があって、その日感じたことが、
自分の夢と結びついたのかもしれません。
さらに、彼女の夢は続きます。
「私は、みんなの悲しい気持ちが小さくなって
元気が出るような、そんなお菓子を作って
みんなに元気になってもらいたいと思います。」
・・・・・・・
思わず、涙が出そうになりました。
これこそが、ヒロシマの心ではないか・・・と。
ヒロシマの実体験をされた方々は、まだご健在です。
病に苦しんでいる方もおられます。
被爆した方たちのお子さんたちは、私と同世代の方の中にも多く、
お医者様はあまり関連性は言われませんが、
やはり、免疫系の悩みなどを訴える方も多いと聞いたことがあります。
つまりは、その時の爆発だけでなく、
放射線の影響と言うものは、
後々の人々の暮らしに、長きに渡って今も続いているということなんです。
彼女のような3世への影響は、どうなのか・・・。
やはり、無関心ではいられません。
今の彼女の純粋な気持ちを、
周囲の方々がきちんと受け止めてくださるといいなあと
思います。
そして彼女は、今日、これから帰って、
すぐにでもやってみようかと思うことは。。。?
との問いに、
「おばあちゃんに電話して、原爆のことを、
また色々と聞いておこうと思います。」
と言ってくれました。
彼女を初めとして、今回の講座に真摯に取り組み、
まっすぐな気持ちで語ってくれた子どもたちの夢に、
熱いエールを贈りたいと思います!!

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