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November 06, 2006

世界の子どもたちの現状…ベティ・ウィリアムズ女史に学んだこと

「広島国際平和会議2006 人の未来を考える」の初日、

ダライ・ラマ法王に続いてお話されたのは、

ノーベル平和賞受賞者、ベティ・ウィリアムズ女史。

北アイルランドで、IRAとイングランドの激しい宗教対立の中、

目の前で3人の子どもたちがその巻き添えになって

命を落とすという事件があり、

そのことから、被害者の伯母とともに、

紛争の解決の為に立ち上がって活動。

それがノーベル平和賞受賞に繋がったのだそうです。

ひとりの母親が積み重ねてこられたことの大きさに

素晴らしいなあ…と感動!

現在、世界中の紛争地域で活動する

「子どもたちに愛情を与えるための国際世界センター」の理事長、

子どもたちのための平和都市建設を目指しておられるそうです。

*****************

ベティ・ウィリアムズ女史が伝えてくださったこと、

それは、世界中の子どもたちの現状でした。

女史がこの活動を始めるきっかけになったのは、

やはりアイルランドでの宗教紛争。

世界中のあらゆる地域で、神の名のもとに

対立が起こり、殺戮が行われている現状。

その犠牲の大半が、神様からの贈りもの、小さな子どもたち。

特にアフリカでは、政情が安定しないことで、

農業を始めとした産業が発展せず、

異常気象なども加わって、飢饉や飢餓が広がると

人々は都市部へと流れ、お金の為に身を売ったり、

児童労働、ストリートチルドレンという状況が発生する。

すると、ますますAIDS感染が広がり、

栄養失調やAIDSによる免疫低下で、

他の様々な病気を発症することも多い。

アメリカの9・11の時、約3,000人が犠牲になり、

マスコミでも大々的に取り上げて問題解決、原因追求など

様々な議論が飛び交ったけど、

その同じ日に、世界では35,615人の子供たちが

飢えで命を落としていることは、誰も取り上げない…。

毎日平均4万人の子どもたちが、飢えで亡くなっている。

年間、1400万人 6秒にひとりの割合で、

子どもたちが空腹や予防可能な病気で命を落としているという現状。

それなのに、各国は、大量のお金で武器を買い、殺戮を行う。

イギリスでは、ホームレスが10万人を超えたという。

旧ソ連では。3500万人の人々が

インドや北朝鮮では、何百万人もの人々が、飢えている。

イラクでは、侵攻以来65万人の民間人が亡くなり、

そのうち殆どが女性と子ども…という。

創造主の名のもとに殺戮するのはやめよう!

子どもたちは、人類の未来に貢献する人たちで、

その子どもたちが、正義・平和・自由のある環境の中で暮らし、

尊厳を与えられるべき存在。

自分の家族も、他人の家族も、互いに尊重され

お互いに思いやりをもてることが、

心の内側からの平和。

大変そうに思えるけど、でも全ての人たちにその可能性がある。

一夜にして変えられないかもしれないけど、

努力しなくても良いってことではない。

世界の子どもたちの現実を知り、

数世紀後には、知性と愛情に満ちた世の中になるように…。

まずは、家庭という小さな社会の中から...。

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November 03, 2006

みんなつながっている…

ダライ・ラマ法王 のセッションの最後に、

コーディネータの 遺伝子工学の専門化

筑波大学名誉教授 村上和雄氏が

このようなことを教えてくださいました。

遺伝子の研究の中で、素晴らしいことが分かった!

それは、カビや虫、人間に至るまで

全く同じ遺伝子暗号を持っている。

全ての生き物は、みな兄弟であり、

ひとつの存在、ひとつのDNAに繋がっているということ...。

普遍的責任として、私たちがそのことを自覚して、

世界の様々な問題に目を向け、 「慈悲」や「愛」を実践すること…。

それは、人間の本性に繋がる…。

科学の面からも、全てのものが繋がっているという研究結果がでたという、とても興味深いコメントでした。

この方の著書、面白そうなものがたくさんあります!!

「生命の暗号」「笑う!遺伝子」「命のバカ力」 などなど…。

読んでみたくなっちゃった!

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November 02, 2006

みんな幸せになりたいと願ってる…ダライ・ラマ法王のお話を伺って

色んな言語を話す、色んな人種の人々、

色んな持ち、色んな意見を持つ人々、

そんな色んな違いを持つ全ての人々に共通しているのが

幸せに暮らしたいという願い

苦しみから解き放たれて、幸せになる権利があるということ。

それは、わたしだけ、あなただけではなく、

わたしも幸せならば、あなたも幸せ・・・ということ。

けれど、わたしの幸せ、あなたのしあわせは、

所属しているコミュニティ(社会)の幸せの上に成り立っている。

一番小さなコミュニティである「家庭」の幸せがなければ、

また、家庭の属している地域社会が、民族が、国が、

幸せな社会、繁栄した社会であれば、幸せも成り立つだろう

けれど、そうでなければ 、やはり幸せになるのは難しいのではないか…。

今、原油が高騰すると、直接世界中の国の人々の生活に影響が出るように、私たちの生活はお互いに依存し合っている。

自分たちの幸せばかりを考え、自分たちが所属する地域のことだけ考えても、他の地域の人々が幸せでなければ、やはり、わたしたち自身の幸せにも影響するということに、もっと目を向けよう!

そして、思いやりの心愛と慈悲の心

自分を思いやり、他人を思いやり、

ともに、幸せに

ともに、自由に

ともに、豊かに、

ともに、人間として

生きていきたい。

ただそれだけ、とってもシンプルなこと。

だけど、それがどうしてこんなに時間がかかるのだろうかと思うけれど、私の生きている間は実現は無理でも、将来、そのような世界が実現できるようにしていきたい。

それが、人種も文化も宗教も超えた、わたしたち人間の責任でもある。

そんなメッセージを受け取りました。

昨日から始まった「広島国際平和会議2006 人の未来を考える」での最初のセッションが、ダライ・ラマ法王の「普遍的責任」をテーマにしたお話と質疑応答でした。

他に、南アフリカのデズモンド・ツツ大主教、

北アイルランド紛争解決に母親力を終結された

ベティ・ウィリアムズ女史という

3人のノーベル平和賞受賞者をお迎えしてのオープンサミット。

3人の方たちがステージに出られると、会場はスタンディング・オベーション。

思わず涙ぐむほどの感動でした。

今日は、ツツ大主教のお話と3人を囲んでの

「人の未来を考える」セッションが行われます。

さて、子どもたちの周囲に起こっている様々な問題、

そして、特に、報道を観ての連鎖反応と思われるような、中学生の命を絶つという行為。

子どもたちの心の叫びは、その背景に

教育関係者の叫び、保護者の叫び、社会の叫び、

色んなことが絡まりあって、そのひずみのところで起きているように思えます。

それは決して、限定された誰かの責任だけでなく、

同じ社会に生きている人として、

ひとりひとりが何らかの責任があることを自覚して、

今、自分の周りにあるひずみに、

「思い」を「やる」こと。「気」を配ること。

先生の責任、学校の責任、保護者の責任、

マスコミの責任、社会の責任、

学校やマスコミや社会の責任は、

それを構成するひとりひとりにあり、

そして、責任は、何かあった時に、

追求する為にあるのではなく

ひとりひとりが幸せに生きるために、

日々、なすべきことなのでしょう…。

良い時も悪い時も、「お互いさま」…。

ひずみの中で亡くなっていった子どもたちが考えさせてくれたこと

これ以上、同じような思いの子どもたちが出てこないよう

まずは家庭で、そして学校で、地域で

ダライ・ラマ法王が教えてくださった「シンプルなこと」を

やってみようと思うのです。

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