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June 16, 2006

ヒロシマの中学生の話

昨日、地元の方からこんな話を聞いて帰りました。

第二次大戦が終わる頃、当時の中学生たちはみんな建物疎開にヒロシマの中心部へ出かけてたんよ~。

※ 建物疎開とは、被弾した時に延焼が広がらないように、建物を壊しておくこと

あの日、この地域の中学生たちは、〇〇橋辺りで作業してて被爆したんだそう。

今、車で20分くらいの場所。当時は、毎日歩いて出かけていたそうで、朝礼をして、さあ作業を始めようという時のこと・・・。

たまたま物陰にいて、助かった子もいれば、すぐ隣で一瞬に命を落とした子も・・・。

命は助かっても、全身大やけど。

それでも、家へと向かって歩くんだけど、

道々亡骸があちこちにあって・・・。

休んでいると、亡骸と間違えられそうになる。

亡骸は、鍬のようなもので集められ、どんどん処理されていく・・・。

「生きてます・・・。」と口にするのがやっと・・・。

それでも家を目指して歩いて、

ようやく3日目に母が見つけてくれた・・・。

お母さんも、それこそ必死で捜し歩かれていたに違いありません。

当時、中学校へ行かせることは、

戦争の為の作業をすることだったんですよね・・・。

そして、母は地元に居て爆心地よりも随分遠くにいたけれど

我が子が爆心地近くに居て、

ある子は亡くなり、ある子は被爆して全身大やけど。

母親として、あまりに胸の痛むお話でした・・・。

今、そのお子さんはおばあちゃんになられて、

見た目はとてもお元気そうに過ごされていますが

やはり、色々な不調はおありなんでしょう・・・。

とてもそんな体験をされた方のようには

思いもしませんでした・・・。

今でも、この時のことを昨日のように思い出し、

涙されると言います。

涙無しでは聞いていられないお話でした。

子どもたちとの何気ない日常が過ぎていくことの

なんて有難いこと・・・。

草木や動植物たちが、季節を重ねることの

なんて有難いこと・・・。

突然の惨事に見舞われた方たちに、

祈りを捧げたいと思います。

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Comments

 広島在住の被爆2世です。
広島の中でもだんだん戦争の話はしなくなっています。ぜひお子さんにも、お話してあげてください、
 
 父は、原爆の日偶然学校を休んでいて、助かりました。同級生の半分以上勤労奉仕にでてて、亡くなったそうです。

 父はその時生き埋めになって、頭に釘やガラスがささってしまったらしいのですが、
逃げるとき、自分のケガが軽いので、恥ずかしかったそうです。

 うちはそんなわけで、命のことは家族でよく話します。原爆を受けたということで、ついつい被害者意識ばかり強くなってしまっている日本ですが、
自分たちが加害者であることも忘れないようにと。
 どんな理由があっても正しい人殺しなどないのですから。

Posted by: JUNKO | June 17, 2006 at 12:06 AM

mammmaさん こんばんわ
かなり広島や長崎から離れた土地に住んでいますが、
勤めている病院に被爆手帳を持った方が時々見えます。風邪とかでかかられるんですが、どこか顔にもケロイドの後があります。
私が東京に住んでいた時にも、会社から原水禁のパレードに参加してほしいと言われ、その時は長崎でしたが、参加させていただきました。母は佐賀にいましたが、長崎にきのこ雲が上がったのを見たそうです。 そんな言葉を思い出しながら、会議にも出席しました。
忘れてはいけない事ですね。子供達がその時の子供達のような思いをしないためにも・・・合掌

Posted by: マヤmama | June 17, 2006 at 02:03 AM

こんにちは。
昨年、広島に行ったときの、娘の作文をリンクさせていただきます。
http://www2.wbs.ne.jp/~izutsubo/komorebi/hiroshima%20iwakuni.html
命が大切にされること、これが本当の平和の意味ですよね。・・・

Posted by: つぼみ | June 17, 2006 at 08:20 AM

あ、ごめんなさい。
上記リンクのページの、写真よりも下のほうです。

Posted by: つぼみ | June 17, 2006 at 08:22 AM

mammaさん、はじめまして。
当方のブログにコメントをいただき、
ありがとうございました。
よければまたご訪問下さい。

私の勤務校では、毎年修学旅行で広島を訪れます。
平和公園を訪れ、必ず被爆体験談を聞くようにしています。
年々被爆体験を語れる方が減りつつある、
という事実も聞き、残念に思っています。
近くの学校が、修学旅行を娯楽化していく中、
「まだ広島?」という声を聞きつつ、
うちの学校はまだ続けるんだろうなと思います。

子どものイメージ力が低下して、聞いている内容が
伝わりにくいという現実もあるものの、
「聞いた」という事は覚えておいて欲しいです。

Posted by: hitochan | June 17, 2006 at 09:14 AM

JUNKOさん、初めまして!!
コメント有難うございます。
私の友人の中にも、親が被爆してて・・・という方がいらっしゃいます。普段は全く気付かずにいたのですが、体調の話から・・・。やはり、特有の症状を発することも多いそうで、まさに今尚、あの日の続きがあることを実感しました。
お父様、JUNKOさんはお元気でいらっしゃいますか?
免疫を落とさないことをちょっと意識されて、どうぞお身体大切になさってくださいね!
あの惨事の中、生きてこられたこと、本当に価値のあることと思います。そして、そんなお父様の元に生まれてこられたJUNKOさん、意味のある「生」ですね・・・。
日本人の体験、ヒロシマの人々の体験を、してきたことも、されてきたことも、無意味なことにしたくないですね!

Posted by: mamma | June 17, 2006 at 11:57 AM

マヤmamaさん、こんにちは!
私の両親はヒロシマ県外で、原爆の話は直接聞いていないのですが・・・。
夫の方は義父がまだ小学校低学年で、朝礼で校庭に並んでいたら、B29が頭の上を通り過ぎていき、しばらくすると爆音がして、窓ガラスも割れたと聞きました。
爆心地から10kmくらい離れているのですが・・・。
義父よりも少し年長の方たちが、やはり建物疎開へ出かけて被爆。年頃の女の子達には、町が復興しても変わらない自分の火傷の跡がつらかったそうです。
子どもたちにそんな思いをさせないようにしてきましょうね!!

Posted by: mamma | June 17, 2006 at 12:11 PM

つぼみさん、こんにちは!
素敵な作文へのリンク、有難うございます。
本質をついたお子さんの作文に、胸打たれます。
戦争をしないというその根っこには、命を大切にするということがあり、その先に、相手のことを思いやって、尊重するということがあるんだと思うんです。
生物的な命と、その人の心、意志、魂のような意識的な命と、どちらも尊重しあえるということ、それが平和って言えるのかなあ・・・と。
それにしても、とても価値のあるヒロシマ紀行、有難うございます!!

Posted by: mamma | June 17, 2006 at 12:21 PM

hitochanさん、コメント有難うございます。
ヒロシマへの修学旅行は本当に少なくなっていると、市も色々対策を講じているようですが・・・。
楽しい思い出作りでもある修学旅行の中で、ヒロシマをどのように位置付けるか・・・それは結構大きなテーマかもしれませんね。押し付けではなく、怖がらせるものではなく、素朴に、ボクとワタシと、みんなが生きていることが素晴らしいことなんだって、改めて感じられるような工夫が必要なのかもしれません・・・。その気にさせる事前の取り組みが、先生方の腕の見せ所・・・と期待しています!!いやはや、勝手なことを言って申し訳ありません。
ヒロシマも、そんな工夫が必要なんですよね、きっと・・・。


Posted by: mamma | June 17, 2006 at 12:30 PM

mammaさん こんにちわ~
怖い話です、私もよく聞きました、写真も見ました
今の子供たちに話をしても、なかなかピントこないでしょうが
でも言い伝えていかなければならないことだと思います
今は違うめんで怖い世の中になっているような気もします。

Posted by: すみれ | June 17, 2006 at 04:02 PM

すみれさん、こんばんは!
コメント有難うございます。
本当に・・・、すぐ隣に悪意を持った人が居るかもしれないというのは、恐いことですね・・・。
戦時中も、今も、母として、先人として、生きていく為に必要な知恵や術は、教えていく必要がありますね。
そして、悪意が子どもたちや弱い立場の人たちへ向かずにすむ大人社会を作っていくことが、とっても大切なのかなあ・・・と思うんです。

Posted by: mamma | June 17, 2006 at 10:36 PM

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