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December 06, 2005

こんな時代だからこそ、子どもの心を・・・

耳を塞ぎたくなるような事件報道が続いています。

テレビやラジオ、学校での話などから、

全国の小学生たちは、事件の概要を知り、

一様に不安を感じていることと思います。

小学生だけではなく、中・高生や若者、

子どもの周囲の保護者・教師など、教育や子育てに関わる大人たち、

普通の人間的感覚を持ち合わせている人たちは、みんな、

本当にショックを受け、心理的に緊張状態が続いているのではないでしょうか?

もちろん、私もその一人です。

今日も、PTA役員のお母さんと話したのは、

大人として保護者として、子どもたちの安全確保の為に

やるべきことは探して、やっていこう、そして、

そのために、できることがあったら、

今年は役員じゃないけど、お手伝いするよ~!! ということ。

こんな時、役員さんは本当に色々と見えないところで動いてくださっています。

でも、なかなか周囲の理解や協力が得られず、

結構辛い思いをすることも・・・。

こんな時だからこそ、応援メッセージを送って、

少しずつ、力を出し合いましょう!

言葉をかけるだけでも、役員さんの力になることでしょう・・・。

無関心が一番、役員さんにも辛いのです。

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この方とお話ししながら思い出した言葉があります。

丁度、矢野の事件後、まだ犯人が捕まっていない最中、

別の友人に声をかけてもらって、作家の山下明生さんの

講演会を聞きに伺ったのです。

色んな楽しいお話をしてくださったのですが、

最後にひと言、

こんな時代だからこそ、

子どもたちにホッとしてもらえるような

お話を作っていきたい。

自分は、児童文学という分野で、

子どもたちにできることをしていこうと思う。

そう何気なく仰ったのです。

その言葉に、私はハッとして、涙が出る思いでした。

子どもの迎えの時間があるため、講演後、

その気付きの御礼をお伝えできませんでしたが、

そうなんです。

こんな時代だからこそ、こんな時だからこそ、

子どもたちに、「気をつけなさい!」「集団登下校しなさい!」

と注意するばかりではなく、

心癒されるような、ホッとできる時間、

全てを忘れて思いっきり楽しめる子どもらしい時間、

そんな時間や機会を持ちたいものです。

事件のことばかり気にして、今を楽しめないと、

子どもたちの心は、大きく傾いてしまいます。

将来に希望が持てなければ、

どうして学ぶ意欲が持てるでしょう。

ますます無気力・無関心な人を育てることになってしまいます。

不安なことがあったら、それをどのように解決していけばよいかを

論理的に教え、練習し、

後はまた、夢や希望に向かって進んでいけるよう

日々の生活を大切にしていきましょう!

こんな時期は、必要以上に、子どもたちが報道に

触れないですむよう配慮した方が良いでしょう。

特に小さな子どもたちには・・・。

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ある若者が、インタビューを受けてこんなことを言ってました。

地下鉄サリン事件以来、

暗くて衝撃的なニュースが次々と起こり、

それと共に成長してきた自分たちは、

将来に希望が持てない・・・。

常に不安を感じながら、これまで生きてきた・・・と。

そういわれたら、’95年に阪神大震災、地下鉄サリン事件があり、

’97年神戸の少年による凶悪事件、’98年和歌山カレー事件、

2000年バスジャック事件、2001年池田小、アメリカ同時多発テロ、

2004年佐世保の同級生による事件などなど、

他にも数多くの、その都度前代未聞といった衝撃的な事件があり、

確かに、私たちの青春時代とははるかに異なる時代を

今の若者たちは過ごしてきたのは間違いのないことで、

だんだんと気分が暗くなり、希望が持てなくなる・・というのは

無理もないことでしょうね・・・。

実際、私たち大人の世代にも「鬱」症状が増えているのだから。

だからこそ、多感な時期、感性を育てる子ども時代に、

きれいなもの、美しいもの、善なるもの、

ホッとひと息つけるものを

身近に用意してあげましょう!

絵本・物語・自然の中の景色や空気・家族の団欒・・・

もうすぐクリスマスもやってきます。

聖夜に親子で一緒に祈りを捧げるのも、

癒しにつながるのではないでしょうか。

犠牲になってしまった小さな命の為、

子どもたち自身の未来の為に・・・。

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Comments

 mamma様、こんばんは。
 今の子どもたちには「ホッ」とできる時間は少ないかもしれません。
 現代社会が気ぜわしく、時間に追われているのですから、子どもたちに影響がないはずはありませんよね。
 私自身、大学入試の年にサリン事件、教員に採用された年に池田小の事件、仕事が分かりはじめた4年目に佐世保小の事件・・・。
 教員を続けていくことが不安に感じ、とても辛い時期がありました。(今もときどきありますけれど・・・)
 今の子どもたちに夢を聞くと「特にない」という答えが多くなりました。理由は「今の社会を見ると、一生懸命やっても報われない。それだったら自分の好きなことをしていきたい。」が多くなりました。
 もっと大人が夢や希望を持てる社会にしたいものだと感じます。
 長々したコメントで失礼しました。
 それでは失礼いたします。

Posted by: 中見盛 | December 07, 2005 at 07:47 PM

中見盛さん、こんばんは!
本当に多くの方々が、それぞれの立場で色んな凶悪な事件に接し、その時代を生きてきたんですね。
今日の日記にも書きましたが、希望をもつためには、それ以前に、「自信」と「勇気」が必要かな・・・と考えています。「自信」とは自分の存在を認め、大切にする気持ち、「勇気」は、前へ一歩踏み出す原動力。もしかしたら、まずは私たち大人が取り戻さなきゃいけないのかもしれませんね・・・。

>今の子どもたちに夢を聞くと「特にない」という答えが多くなりました。理由は「今の社会を見ると、一生懸命やっても報われない。それだったら自分の好きなことをしていきたい。」が多くなりました。

そうですか・・・。無理からぬことかも・・・。
子どもたちも、出会いによっては随分変わってくることもあるようです。例えば、「あんな大人になりたい。」という出会い。特に、高学年の思春期入り口の子どもたちには、伝記などからあこがれの人の生き方を学べるのですが・・・。最近は、本を読まない子どもも多いと言いますから、これまた難しいですかね~。
行動を起こす為のきっかけができたら、きっと今の時代の子どもたちも、目を輝かせて生きることができるのでしょうね。

Posted by: mamma | December 08, 2005 at 12:51 AM

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