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December 11, 2005

思いやりの心を育てるしつけ法

私にとっての子育ての恩師(といっても私はただの一読者なのですが・・・)、平井信義先生は、昔から言われているいわゆる厳しい「しつけ」は無用で、「思いやりの心を育てることが大切だ。」と仰っています。「思いやりの心」があれば、他人に迷惑をかけたり、ルールを破ったりすることはないと言われるのです。

そもそも、ルールやマナーは、相手や他の人に迷惑をかけない、不快な思いをさせないためにあるもの。他人のことを思いやる気持ちが育っていれば、当然、相手や他の人に不快な思いをさせるルール違反やマナー違反はしないと言うことなのです。ただ、既にあるルールーやマナーを守らせるのではなく、なぜそれを守らなければいけないのかを理解し、相手の気持ちを想像する思いやりがあることが大切なのです。

では、思いやりの心を育てるには、どのようにしたら良いのでしょうか?

それにはまず、子ども自身が思いやってもらった実感が必要です。思いやってもらったことの無い人は、他人を思いやることはできるでしょうか? 自分のことに注意してもらっている、存在を認めてくれている(無視されない)、尊重してもらっている・・・そんな実感が、子どもたちに必要だと思うのです。

平井先生は、「叱らない子育て」を提唱されています。

子どもの事情を聞かないまま、頭ごなしに叱ること、ありますよね。でも、その失敗は、子ども側にも何か言い分があるかもしれませんね。

○○しなさい! ○○はダメ! と、安易に決め付けて叱りつけること、ありますよね。でも、そのいたずらは子どもの好奇心を発揮した結果なのかも・・・。

子どもたちは調子に乗って、時にはいたずらをすることもあります。でもそのいたずらは、好奇心の表れのことが多く、特に小さな子どもたちは、誰かを困らせてやろうと思ってすることは、あまりないでしょう。これは何だろう? 裏はどうなってるの? 押すとどうなるの? そんな研究心にも似た気持ちで、子どもたちは目の前の物に接していることが、実は、大人にとってはいたずらだったりすることが多いのです。そんな時大人はつい、「ダメ!」と叱ってしまいがちなんです。はい!私もよくやっていました・・・。

勿論、そのいたずらが、他人に迷惑をかけたり、とても危険なことであれば、そのようなことはしてはいけないことを分からせなければならないでしょう。危険からは即、身を守った上で、なぜいけないのか、あなたにとってもこんなにデメリットがあるんだということを、ちゃんと分かるように伝える必要がありますね。

家庭の中で、ちょっと困ってしまうようないたずらもあります。私は子どもが1歳の頃、よく眼鏡をいたずらされていました。そんないたずらには、平井先生は、子どもの情緒に訴えたそうです。「困っちゃうんだア・・・。」子どもとの信頼関係ができていれば、困らせるようなことはしまいと、子どもなりに配慮してくれるようになるそうで、実際、我が家でも、「それはお母さんの大事大事!」「それがないと車の運転ができないんだア・・・。○○ちゃんも、一緒に図書館行けなくなっちゃうよ・・・。」なんて訴えると、本当にびっくりするくらい子どももその好奇心を我慢してくれるようになるし、「お母さんの大事大事。」と言っていました。「大事だからこんな風に扱うんだよ・・・。」と冷静に扱い方を教えると、1歳児でもとても上手に大切に扱ってくれたものです。特に、そのいたずらが、子ども自身にもデメリットがあると分かると、よく聞き入れてくれたものでした。

許せる範囲のいたずらは、存分にやらせることもありました。例えば、ティッシュペーパーやトイレットペーパー。引っ張っても引っ張っても次が出てくるティッシュ、引っ張っても引っ張っても終わりの無いトイレットペーパーは、子どもたちにとっては、とっても不思議で興味深い物です。おもちゃを一つ買った気持ちになって、とにかくひたすら体験させて、取り出されたペーパーは、きれいなポリ袋に入れて、大人がポリ袋の中から取り出して使うのです。でも、それも平井先生の仰る通り、本当に一時的で、納得いくまでペーパー類のいたずら(研究)が続くと、その後一切しなくなるんです。不思議なものですね・・・。

子どもを理解する思いやりの気持ちで、子どもの成長についてちょっと調べてみたら、まるで怪獣のような行動も、意味があるものと捉えることができ、叱らなくてもすむことが多くなるかもしれません。

逆に、叱られるからあれやっちゃダメ、という発想の子どもたちは、長じて後、叱られて怖くなくなったら、やっても大丈夫!ということになりますよね。叱られるからダメなんじゃないんだよ・・・!!

また、力ずくで無理やり言うことを聞かせるやり方も、力関係が逆転した時に歯止めが聞かなくなりませんか? 実際、お母さんが無理やり言うことを聞かせていたお子さんは、お友達に対して無理やり物を取ったり、力で主導権を取ったりする行動を良く見かけたものです。

思いやりの心が育っていれば、このところの小学生の少女という、自分だけで行動する時間のある最も弱い立場の人に対する凶暴な行為は、できるはずが無いでしょう・・・・。

もう一度、思いやりの心を育てる方法について、考えてみませんか?

平井先生の「思いやりある子の育て方」を、おすすめします!

平井先生が、子育てに於いて大切な資質として、「思いやりの心」のほかにもうひとつ大切な資質があると仰っています。それは、また、次回!

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Tracked on December 31, 2005 at 03:29 AM

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