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December 07, 2005

子どもの心の癒しのために・・・

私がまだ中学生か高校生だった頃、妹の同級生が亡くなってしまい、ショックを受けた記憶があります。直接その子のことを良く知っていたわけでもなく、妹が特に仲が良かったわけでもないのですが、自分よりの年下の子が、まだこんなに若くして亡くなってしまうなんて、思いも寄らないことで、人生ってそんなこともあるんだとショックでした。

今、子どもたちは、自分と同じ年齢の子が、学校帰りに犠牲になったり、犯罪を起こしてしまったり、繰り返し繰り返し、報道や学校の先生、家庭で、目にしたり耳にしたり、そして色んな注意や制約を受けています。

多くの学校で、登下校時の安全対策が講じられ、我が子の学校でも、登下校時に保護者の付き添いやお迎えが続き、役員や地域のボランティアの方たちによる声かけ、一斉下校・集団下校もしています。パトカーも地域をパトロールしてくださっています。

安心は安心ですが、子どもたちにとってはやはり「普通」ではないこと。日々の登下校に、緊張感は持っていることと思います。我が子も、仲良しの友人と下校できなくなり、不満を口にしています。これらの日々のストレスは、いかばかりか・・・。積もり積もってどんな影響を与えるかと思うと、少し、心配になってきます。

そんな今の子どもたちの心の癒しのために、まずは、子どもたちの今の気持ちをそのまま受け止めてあげるのが良いでしょう。胸の痛み、悲しみ、怒り、悔しさ、不安・・・。色んなマイナスな感情を、子どもたちも持っています。普段、そんなマイナス感情を否定したり、共感して聞いてあげてないと、子どもたちはマイナス感情を持つことは悪いことだと考えてしまい、打ち明けること、発露することをしなくなってしまうようです。

ところが、癒しの為には、まず、自分の感情を表現することがとても大事で、特にマイナス感情を持っていることを認めてもらうことだけで、半分以上癒された気持ちになるのではないでしょうか。

マイナスな感情も認めるための、こんな絵本もあります。保護者の私たちが気付くことも多いかも・・・。泣いちゃダメ!さわいじゃダメ!怒らないの!なんて、大人の方がマイナス感情を否定することが多いですものね・・・。

報道等で知ってしまっている以上は、ちゃんと事件の話もして、世の中、どういう状況なのかは、話してあげましょう。必要以上に演出する報道を、見せたり聞かせたりする必要はありません。かえって過激な言葉に慣れてしまったり、他のドラマと何ら変わらないような錯覚を与えてしまうかもしれません。ただ、現状と対策について、私たち自身がどういう気持ちで、どのように対処しようとしているかを、分かりやすく伝えたり、話し合ったりするのが良いのではないでしょうか。

そして、「勇気」を持つことができるよう働きかけてあげると、現状から前へ進んでいく為の大きな力になることでしょう。

子どもが勇気を持つことができるようにするためのコツが、まとめてある本もあります。子育ての中での勇気付けのための本ですが、参考になることと思います。

一番の勇気づけは、

どんな時もあなたの味方だよ!

言葉行動で伝えてあげることだと思います。子どもの気持ちをちゃんと聞いてあげることも、「あなたのことにちゃんと関心を持っているよ!」というメッセージになりますよね。

物語から勇気をもらうこともあります。こんな絵本はいかがでしょうか?

弱虫なラチが、小さならいおんが側に居てくれるお陰で、自信と勇気を取り戻していきます。やがて小さならいおんはいなくなるのですが、ラチはもう、以前のような弱虫ではありません! 不安感の強い子どもたちには、ラチにとっての「らいおん」にあたるものを、何かおまじないをかけて持たせてあげるのも良いかもしれません。

この絵本、大人の私が読んでも、しみじみじ~んとくるんです。直接、身を守るためのノウハウ本を読むことも必要ですが、こんな心の奥深いところへ働きかけて、力を与えてくれる本を、子どもたちの身近に置いてあげるといいですよ~!!

様々な事件が多発する中、より一層、身近な子どもたちの心の癒しにひと工夫していきましょう!そして、今を乗り越えていくことが、子どもたちの肥やしとなるよう・・・。

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Comments

訪れさせて頂きました。
プルーがとっても美しい、心が洗われるようなサイトですね。
世の中には、素敵な本も、心温まる話も、楽しい出来事もいっぱいあるのに、何故か話題になるのは暗い嫌な事ばかり。
子供達が嬉しくなるような、良い話題を見つけていきたいですね。
息子が幼稚園の頃、子安美智子さんのシュタイナーに関する本を読んで感動した、遠い昔を懐かしく思い出しました。
又お訪ねします。

Posted by: 優しい光 | December 09, 2005 at 07:25 PM

優しい光さん、こんばんは!
ようこそお越しくださいました!!
やはり、そうでしたか・・・。私も、子安美智子さんの本や講演に影響を受けたひとりです。小学校は、シュタイナー学校の設計思想に近い公立小学校を選んでこの地に越してきました。
でも、所詮は公立小学校・・・。今は、様々な分野で激震やほころびが目立っています。そんな中でも、ありがたいことに素敵な先生方と巡り合い、充実した6年間を過ごしてこれたように思います。
優しい光さんの英国流子どもの守り方は、なるほど納得です! 幼児をひとりで留守番させたり、スーパーのトイレや遊び場に行かせたりという話は、身近でよく耳にしていました。こんな時代になってしまったから・・・ではなく、もしかしたら、元々私たちは子どもの安全について意識が低すぎたのかもしれませんね。不審者だけでなく、他の様々な危険が周囲にあることを忘れてはいけませんね・・・。
私もまた、お邪魔させていただきます!

Posted by: mamma | December 09, 2005 at 10:56 PM

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