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December 05, 2005

子どもの事件報道に思う・・・

広島の事件の犯人が逮捕されたものの、保護者としては未だ緊張感が取れないでいるところへ、今度は栃木でもっとひどい事件が起こってしまいました。小さな女の子に、なんてひどい・・・。

子どもたちの安全のために、課題は沢山あると思いますが、今日は、報道の在り方に「?」!!

今回、町内で起こったニュース報道を見て、犠牲者の名前が多用されているのに嫌な思いをしました。「○○ちゃん殺人事件」とか、「○○ちゃんが殺され、捨てられた・・・」とか、キャスターやコメンテータなど、いかにも親しみを込めて名前を使って伝えたりコメントしていますが、、私は、そこに我が子の名前が当てはめられた時の痛みや苦しみを想像してしまいました。しかも、保護者の方は、写真提供を拒んでいらっしゃるというのに、以前住んでいらっしゃった地域から入手した映像を勝手に流されたと聞きました。

栃木の女の子についても、早々に幼稚園時代の水着の映像が流されました。事件の性格から言って、これは全くナンセンス。報道する側も、提供する側も、事件の性格というものを分かっていらっしゃるのだろうか?と憤りさえ感じました。犯罪予備軍とも言える人たちを触発する危険性を考えはしないのでしょうか?

マスメディアの役割は、伝えることにより、真実を追究する、つまり、犯人逮捕の為に情報公開をして協力を求めることと、同様の被害が次に起こらないように注意を喚起すること。それを少し逸脱して、ニュースまでがワイドショー化。視聴率を取るために野次馬的な報道をするのは、単なるエゴ・視聴率ビジネスです。

報道の際、名前や写真・VTRなど、用いる側も提供する側も、くれぐれもそのところ、注意していただきたいものです。場合によっては、そのことが、犠牲者や関係者を更なる悲しみや苦しみを与えるのだということを・・・。次なる犯罪を誘発する可能性も高いということを・・・。

ただ、私がそう思うようになったのも、同じ町内でこのような事件があったからこそ。これまでは、やはりどこか他人事のような意識があったことを否めません。

今回、身近であった事件によって、隣の小学校区に住む私たちも、毎日報道関係者を目にし、すぐ上空をヘリコプターが飛んでいました。

しかし、逮捕された容疑者が自供を始めたこともあってか、栃木の事件以降それがなくなりました。今度はきっと、栃木や茨城で同じ状態になっているのでしょうね・・・。

マスコミ報道の在り方をご一考していただきたいと願うばかりです。

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Comments

広島に続き、栃木でも同様の事件が起きたことに心を痛めています。こちらのブログでは報道被害について書かれていますが、まったくもって同感です。最近では、過熱報道が起こらないようマスコミも注意しているようですが、まだまだ配慮が足りないと思います。以前、どこかで読んだのですが、新人記者の仕事は、いち早く被害者の写真を入手することだそうです。私は、家族でもないのに、子供の同級生の親などが、写真やビデオ等をマスコミに渡すことに問題があると考えています。

Posted by: 檀上りく | December 06, 2005 at 07:07 AM

こんにちは、mammaさん。
さっそくよらせていただきました。

さて、報道の在り方についてですが、まったくもってそのとおりですね。
写真、ビデオの公開はもちろんのことなのですが、近所の人に亡くなったお子さんの印象や性格を聞く必要がどこにあるのでしょうか?

堂々と顔を出してできないコメントなら、しないでもらいたいです。

よくキャスターやコメンテーターが、「私も子供を持つ親として・・・。」などと発言しているのを聞きますが、口先だけの言葉にしか聞こえず腹が立ちます。

Posted by: hibiki | December 06, 2005 at 10:02 AM

壇上りくさん、こんにちは!
檀上さんのブログでの少年犯罪についての分析、同感です。特に、事件のことがすぐ忘れられる傾向があるということについては、人々の忙しさゆえなのか、無関心さゆえなのか、想像力の低下なのか、何とも虚しく思うこともあります。
近年の学力低下騒ぎだって、そう。何のために子どもたちに「生きる力」を育てようとして、大きな改革を実施したのか・・・、既に神戸の事件以降の少年犯罪は、風化しつつあるのでしょうか?その原点を棚に上げて「学力低下」批判は、子どもたちにとても失礼。教育の目指す方向とその方法論について、報道する側もしっかり考えて欲しいし、私たち自身も報道に踊らされないように、本質を考える癖をつけておく必要があるかもしれませんね・・・。

Posted by: mamma | December 06, 2005 at 10:30 AM

hibikiさん、こんにちは!
早速お立ち寄りくださって、有難うございます。
報道から見えてくる「?」は、やっぱりこの社会の色んなところで、何か大切なものを置き去りにしていることをうかがわせますね。
赤ちゃん時代の子どもたちは、受け入れられ守られている安心感が、情緒の安定や性格の土台を築くことに繋がるといわれています。抱き癖をつけるのは良くない・・・云々言う人もいらっしゃいますけど、構わずいっぱい抱っこして、いっぱい目と目を合わせて、楽しい思い、悲しい思いを共有する時間をどうぞ大切に!そうして、ちゃんと心の根っこが育ったら、少しずつ広い社会へと旅立っていっても、大切なことを見失わないで生きていってくれることでしょう・・・。

Posted by: mamma | December 06, 2005 at 10:46 AM

 mamma様、こんばんは。
 一連の事件の報道を見ていて、正直辛いです。
 いったいどのように写真やビデオを入手するのか、それによって何のメリットがあるのかはなはだ疑問に感じます。
 mamma様のおっしゃるとおり、新たな犯罪を助長しているようにしか感じられません。
 そして、顔を隠したり、音声を変えたりして「○○は~だったのよね」と得意げに話している人を見ると憤りを覚えます。
 「そこまで知ってるいるのだったら、何とか連携できないものなの?」と。
 文科省も動き出しましたが、抜本的な解決策はなかなか見つかりそうにありません。
 ここでこそ様々な機関での連携が必要だと思います。
 これ以上悲しいニュースは見たくありません。
 それでは失礼いたします。

Posted by: 中見盛 | December 06, 2005 at 08:57 PM

中見盛さん、こんばんは!
同じ思いの方がいらっしゃることは、とても心強く思います。
今日の日記にも書きましたが、子どもたちも、不安な気持ちを抱えていることでしょう。お互いの立場で、子どもたちの心の癒しと不安への対処と長期的な取り組み、できることからまず始めていきましょう!

Posted by: mamma | December 06, 2005 at 10:04 PM

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