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November 18, 2005

たけしの日本教育白書 その4

北野武 × 石原慎太郎

先週土曜日に観たフジテレビ系、「たけしの日本教育白書」で

お二人の座談会があった。

石原氏は毒舌で有名なので、一体どんな話になるのだろう・・・?

と思いきや、共感できることが多く驚いた。

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石原氏自身は、高校2年生の時に不登校だったとか。

今の日本の教育カリキュラムは、明治時代から変わらない、

とても画一的で、つまらない。

小中学生くらいまでは、身体を鍛えるのと同じように

脳を鍛える必要があるが、

高校生くらいになるとそれぞれ感性がでてくるので

もっと選択の巾を広げて、

色んな個性を活かせるようにしたらいいと言う。

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因数分解、方程式なんて必要ないのにどうして勉強するの?

という中高生たちも多いけれど、

たけし氏曰く、因数分解が上手な人は、余分な文章は書かない、

大切なファクターは何かを見つけることができると言うのだ。

これは私も同感!

いや、私はあまり数学は得意でなかったんだけど、

数学の問題を解いていくことと、

人生の問題を解いていくことは、

とても近いものがあると思う。

物事を論理的に考えて、それを解決するための

道筋を順序だてていって、処理することが問題解決なのだ。

私は、数学ではあまり成果を残せなかったものの、

若い頃、ソフトウェアのプログラミングを仕事にしていたのが、

問題解決の道筋をつけるのにとても役に立っていると思う。

結果を出す為に、

何をどのように順序だてて処理していけばよいのか

ロジックを組み立てていくのだ。

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石原氏曰く、頭のイイ人とは、

「創意」のある人 人の考えつかないことを考えつく人。

芸術家、学者、発明家などなど、人と同じことをしたのではだめ。

自分のアイディアを持ち、自分の能力で実現していく

そんな人がいないと世の中変わっていかない・・・。

うーん、フジテレビはなぜ

「頭がイイ人」というテーマにこだわるかなあ・・・?

ちょっとしつこく感じた・・・。

そんなことにこだわるより、武氏が言った

「幸せな人は、熱中できる人」。

「我を忘れるほど熱中してやることを持っていて、かつ

それで食べていければ、言うことはない・・」

この言葉の方が、私には大切に感じられた。

(だから私は、小学生たちに起業家スピリッツを体験して欲しくて

そんなボランティア活動をしている。)

頭がいいとか悪いとか、そんな観点ではなく、

人が人として、いかに良い人生を送れるか・・・

いかに、社会に働きかけることができるか・・・

そのことを教育を語るときには、

考える必要があるんじゃないかなあ・・?

北野・石原両氏と、フジテレビのスタッフの意識のずれを感じた。

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長い学校教育のシステムの中で、画一的な枠にはめようとされ、

あっちもこっちも押さえつけられ、否定されつづけた結果が

先日触れた、ニートという状態を引き起こしているんじゃないだろうか?

それは、親の世代が学校教育システムに染まっているから

家庭まで学校化していて、その中で成長した子どもたちが

行き場を失った結果なのかもしれない。

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石原氏は、お子さんが小さい頃に、

「橋の下でひろってきた・・・。」

なんて何気なく言った言葉が、お子さんにとっては

家を出た方がいいかどうか、本気で悩むくらいの

深刻な問題だったと、成人してから聞いてとても反省したと言われた。

子どもは、親が思っている以上に、

親が言っていることを理解し、真剣に受けとめる。

1歳児だって、ちゃんと親の言うことの本質は

分かっているのだ。

けれども、ついつい大人は、子どもは分かっちゃいない・・・と

からかったり、ごまかしたり、だましたりする・・・。

言葉で反論できず、かんしゃくなど起こして主張するしかないのが

幼児期の子どもたちなのかもしれない。

神経質にならなくてもいいけど、やはり、小さな頃から、

子どももひとりの人間で、人格を持っているんだということを

親は注意しなきゃいけないとしみじみ感じた。

また、ほめることは、「よくできた、素晴らしい!」

と特別に言うのではなく

面白い時は面白いと、

一緒に喜んだり楽しんだりすればいいということ、

家庭でのしつけ、マナー教育ができてなくて、

おじちゃんに怒られるからやめなさいというしつけ方は

とても無責任で、自分の責任において、

やってよいこと悪いことを家庭で教える必要があること、

また、我慢をさせることが大事だということなど挙げていた。

耳が痛いなあ・・・。

でも、気をつけたい!!

この番組について、

私見をまとめられている方のブログはこちら

|

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Comments

TBだけでなく記事内で紹介までいただき
ありがとうございます^^

フジ側はどうもピントがずれてましたな
「頭のいい人」なんて科学的分野で、
教育とは関係ないことです。

対談の話のコシを折るように、割り込んで
わざわざ頭のいい人って?聞く事ではないですよね。

都知事は結構ああいう話を、いろいろなとこでしているのですが、やっぱりゴールデンでは取り上げてくれない、そういう意味では
今回の対談は時間は短かったですが、
非常に中味の濃い、おもしろい話が聞けて
よかったなあと思いました^^

Posted by: 慶次 | November 18, 2005 at 09:51 PM

慶次さん、早速コメント&TB、有難うございます! 断りなしにリンクしてごめんなさいね!
本当に、お二人の対談を、他の出演者なしでやってもらえたらいい番組になるだろうなあ・・・と思います。
それとは別に、一母親としては、慶次さんもブログで書いてらっしゃるように、女性の、特に石原夫人の子育て論・教育論をお聞きしてみたいなあと思います。


Posted by: mamma | November 18, 2005 at 10:37 PM

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